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2日後の退去通告は違法 家主に賠償命令

ニュージーランドのテナンシー・トリビューナル(住宅紛争審判所)は、適正な理由なく入居者に立ち退きを求めた家主に対し、1320ドルの支払いを命じました。家主のケイト・ボーン氏は、入居者が家賃滞納や契約違反をしたと主張し、2日後の退去を通告。しかし、法律上2日間の通知では退去を求めることはできず、審判所はボーン氏の行為が住宅賃貸法(RTA)に違反していると判断しました。

ボーン氏はまた、入居者が自身の犬にチョコレートを与え、嘔吐によるカーペットの損傷を引き起こしたとして損害賠償を求めましたが、賃貸部分ではない家主の自宅での損害であるため、請求は認められませんでした。また、違法な契約解除による家賃損失や、入居者によるストレスで医療費を負担したとの請求も証拠不十分として退けられました。