食事に招待されたとき、ニュージーランドでの食事のマナーを知らないと恥をかいてしまいます。今回は恥をかかない最低限のマナーをご紹介します。

ニュージーランドでは食事のマナーが日本より厳格のようです。ですからそのマナーを知らないと、大恥をかいてしまいます。特に家に招待されて食事をする場合は要注意です。

今回は食事での恥をかかない最低限のマナーをご紹介します。

各家庭にもよりますが、食事の前にお祈りをする家庭が多いです。各家庭によってお祈りの仕方が違うので、ここは、他の人がするように振る舞えばいいでしょう。

さていよいよ本題の恥をかきそうなマナー違反についてですが、今回は細かいテーブルマナーは省略して代表的な日本人が仕出かしそうなマナー違反を取り上げてみます。

音を立てて食べる

まず代表的なものが食べ物を食べるとき、音を立ててしまうことです。日本では音を立てて食べてもそれほど問題になりませんよね。特に麺類をすするときは勢いよくすすってしまいますよね。
しかし、ニュージーランドでは音を立てて食べ物を食べるのを嫌います。したがって、麺もすすらずに、小さく切ったり、スパゲティーを食べるときのようにフォークに巻いて丸めて口の中にパクっと入れるようにして食べる人が多いです。まるで魚が餌を食べているようだと表現した人がいましたが、確かに似ていますね。

スープなどの液体系の食べ物を食べるときも要注意です。液体類はうっかりすすってしまいがちですが、この時も口の中にスプーンをすべて入れて食べると音がしません。

手を伸ばして取る

次によくあるのは、人の前に手を出して調味料や料理を自分で取ってしまうことです。ニュージーランドのマナーでは、たとえ手が届いても人の前に手を出してはいけません。取ってもらう物の近くにいる人に頼みます。特に遠くにある物を取ってもらう場合は、そこからバケツリレーみたいに手渡しで自分の欲しい物が届くことになります。ですから自分もちょくちょく食事の手を休めてバケツリレーに参加することになります。日本人の感覚では食べている人の手を煩わす方が気になりますが、ニュージーランドのマナーでは食べている人の前に手を出す方が失礼になります。

黙々と食事する

次にありがちなのが、黙々と食事をしてしまうことです。食事をしながら会話を楽しむというのがニュージーランドの食事のマナーです。日本では、一昔前まで食事中に会話をするのはマナーが悪いなんて言われていましたが、ニュージーランドでは食事というのは社交の場でもあるのです。

特にフォーマルな食事会だとすべての人が同じぐらい発言するように努めます。英語が苦手だとありがちなマナー違反が、すぐ隣の人とだけ一対一で話してしまったり、日本語が分かる人とだけで日本語で会話をしてしまったりしてしまうことです。絶対に黙々と食事をすることだけはやめましょう。それと会話ではできるだけ相手の名前を覚えて名前で呼びましょう。

気を使ってくれる人だと会話に参加しやすいように、いろいろ聞いてきてくれる人もいますが、自分から積極的に会話をしたいですね。

※ ニュージーランドは今やマルチカルチャーの国ですから、一概にどれがニュージーランドのマナーとは言えなくなりましたが、ここでは一般的な英語圏の西洋社会のマナーについて取り上げています。