photo: © Anna Pearson, ChristchurchNZ

アウトドアのベストシーズンである夏に体験したい、クライストチャーチの最新アクティビティをご紹介します。

カヤックで巡るクライストチャーチ観光

photo: © Anna Pearson, ChristchurchNZ

クライストチャーチの市民の憩いの場といえば、街をゆったりと流れるエイボン川。この川ではこれまでパンティングというイギリス発祥の舟遊びが楽しめましたが、2017年10月、自らパドルを持って川下り体験ができる新アクティビティが登場しました。

新しくスタートしたこちらのツアーは「クライストチャーチ・シーカヤッキング」。代表のカタリーナ・テ・マイハロアさん、通称KTさんはクライストチャーチ出身。アウトドアが大好きで、これまでエイベル・タスマン国立公園やフィヨルドランド国立公園などニュージーランド南島各地でシーカヤックのガイドとして活躍。しかし故郷クライストチャーチへの想いが募り、カヤックを使ってこの街の良さを再発見できるツアーを開始したいと考え、同アクティビティを立ち上げたそうです。

「都市というと緑や自然とはかけ離れたイメージがありますが、クライストチャーチは街の中心部のすぐ近くに自然が広がり、アウトアドアアクティビティを気軽に楽しむことができます。クライストチャーチのCBDからカヤックに乗り込み、自然と調和したこの街の魅力を旅行者はもちろん、ここに住んでいる人たちにも改めて実感してほしい」とKTさんは話します。

街の中心部から出発するツアーは2コース

photo: © Anna Pearson, ChristchurchNZ

ツアーのスタート地点はクライストチャーチ中心部のケンブリッジ・テラス。出発前にパドルの使い方や安全に関するブリーフィングが行われるので、カヤック経験がなくてもOK。ライフジャケットを着用するので万一水に落ちても安心です。

photo: © Anna Pearson, ChristchurchNZ

コースはケンブリッジ・テラスからエイボン川を下り、街の中心部を抜けて多数の野鳥が生息する湿地帯ベクセリー・ウェットランズの河口でゴールする「シティ・トゥ・エスチュアリ（City to Estuary）」ツアーと、そこからさらに河口につながる入り江を渡り、サムナー・ビーチに近いモンクス・ベイ（Monck’s Bay）でフィニッシュする「シティ・トゥ・シー（City to Sea）」ツアーの2つ。前者の総距離は14kmで所要3～4時間、後者は19km、4～5時間です。

いつもと違う目線も新鮮！

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のんびりとパドルを漕ぎながら、鳥の鳴き声はもちろん、車や工事の音など街のノイズも耳に届いてクライストチャーチのリアルな暮らしを感じられることもこのツアーの醍醐味。カヤックに乗ったまま橋をくぐったり、遠くにポート・ヒルを望んだり、郊外の緑豊かな風景を眺めるなど、いつもとは違う視点でクライストチャーチ観光ができ、長年ここに滞在している人も新鮮な気分に浸れること間違いなしです。