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歯みがきは磨くだけではダメ!ちゃんと磨けているかどうかが重要!

歯みがきは磨くだけではダメ!ちゃんと磨けているかどうかが重要!

何を使ってどの様に歯磨きをしていますか? 毎日歯磨きをする事はとても大切です。しかし、その行為が大切なのではなく、「口腔内をきれいにした」という事実が重要なのです。

勉強を考えてください。机に向かって何時間も座っているのが大切なのではなく、何をどう勉強してどう身に就いたのか、が重要なのです。歯磨きも同じ事です。

一般的には、1日2回(朝晩)の歯磨き(1回2~3分程度)、1日1回(晩)のフロスを推奨しています。毎日の事ですから、あれもこれもでは大変ですし負担になります。また、歯磨き1回10分、などのやりすぎも良くありません。自分に合ったものを効果的に利用することがとても大切です。

NZのオーラルケア商品をご紹介

今回は、色々あるオーラルケア商品の中から代表的なものを、特徴などと共にご紹介したいと思います。

①歯ブラシ/ manual toothbrush

歯ブラシ

毛の柔らかいものを使いましょう。Softがおススメです。磨いた気がしないと硬いブラシを使う事は、歯のエナメル質を傷つけ知覚過敏や歯茎下がりを引き起こします。また、歯ブラシを横方向にゴシゴシ動かし磨く事も上記の問題につながります。

自分に合った歯ブラシで、正しいブラッシング方法を身につける事が大切です。

②電動歯ブラシ/ electric toothbrush

電動歯ブラシ

元々、手用歯ブラシを上手に使えない障害を持っている方の為に開発されました。振動やヘッドの回転を利用して磨く事が出来ます。現在は、タイマー付きや、歯にかかる圧力が強くなり過ぎないようにモニターしてくれるもの、従来の電動ブラシよりも高速の振動で磨く事が出来る音波ブラシ、超音波を利用した超音波ブラシなど、色々な種類があります。

これらも、手用ブラシ同様、正しく使う事が重要です。

③デンタルフロス/ dental floss

デンタルフロス

歯ブラシでは届かない歯間や歯周ポケットの掃除に効果的です。ただし正しい使い方をしないと歯茎を傷つけてしまいます。一般的なフロスは、指に巻きつけ使用しますが、慣れるまで少し難しいかもしれません。

ハンドル付のものや、以下に紹介するウォーターピック等を利用するのも良いでしょう。

④スーパーフロス/ super floss

スーパーフロス

フロスの端が硬くなっており、中央部分がふさふさになっている為、ブリッジや矯正ワイヤーの下に通しやすく磨きやすくなっています。

⑤ウォーターピック/ waterpik / water flosser

ウォーターピック

ノズルから水を噴射する水圧を利用した口腔洗浄器です。歯と歯の隙間の掃除が主な目的ですが、水のタンクにマウスウォッシュなどを混ぜ歯茎のマッサージなどにも利用できます。
ノズルも用途に合わせて付け替える事が出来ます。

⑥歯間ブラシ/ interdental brush

歯間ブラシ

普通のデンタルフロスでは磨きにくい歯と歯の大きめの隙間や、歯茎が下がって大きくなってしまった歯と歯の三角形の隙間を磨くのに効果的です。
正しいサイズを使わないと、逆に歯茎を傷めてしまいます。

⑦歯磨き剤/ tooth paste

歯磨き剤

虫歯予防を目的とする場合は、フッ素入りのものを選びましょう。歯の表面のエナメル質を硬化してくれ、虫歯になりにくい口腔内を作る助けをしてくれます。フッ素は歯には効果的ですが、体内に入ると下痢嘔吐などの副作用を引き起こす事もありますので、泡立った歯磨き粉を吐き出せない小さいお子様の場合は、フッ素濃度の低い歯磨き剤を利用する、もしくは、吐き出せる様になるまで歯磨き剤を使用しない方が良いでしょう。

ホワイトニング効果のある歯磨き剤には、研磨剤が含まれている事が多く歯の表面を削ってしまう事もあるので、使用方法には気をつけましょう。

他にも、知覚過敏を考慮した歯磨き剤なども販売されています。

⑧マウスウォッシュ/ mouth rinse

マウスウォッシュ

フッ素濃度の高いマウスウォッシュは、エナメル質の弱い体質の方に効果的です。口腔内のリフレッシュに使用されるマウスウォッシュは、アルコール成分が入っていないものを選びましょう。アルコール成分により、口腔内が乾いた状態になりやすく、逆に口臭の原因となる場合があります。また、内容成分によっては歯の色素沈着を引き起こす場合もあります。

他にも用途に合わせて様々なオーラルケア用品があります。自分に合ったケア用品を歯科医院で相談しましょう。

豆知識

キシリトールガムやチーズで虫歯予防!?

キシリトールガムが虫歯予防に効果があるのは有名ですね。ですが、長時間噛むのは良くない事をご存知でしたか?噛み続ける事によって、せっかくの成分が唾液と共に体内に流れてしまうからです。2~3分噛んだら捨てるようにしましょう。

チーズもまた虫歯予防に一役買っています。食事により口腔内は酸性になり歯を溶かしてしまいます。ですが、チーズを食べる事によって酸性になった口腔内を中和してくれる効果があり、世界保健機関WHOでも、虫歯のリスクを減らす食品として推奨されています。

チーズの種類は、チェダーチースなどの硬い噛みごたえのあるものがより効果的だと言われています。歯磨きが上手にできないお子様に、食事の最後のデザート代わりにチーズ、また、出先などで歯磨きができない時様にガムを携帯しておくのはいかがでしょうか?

記者プロフィール

しゅうこ

しゅうこ

多国籍なスタッフに囲まれ、歯科助手として毎日楽しく働いています。
ウェブ:http://www.caring4smiles.co.nz/jp(日本語サイト)

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