元オールブラックスのアリ・ウィリアムズ氏と、実業家である妻アナ・モウブレイ氏が、2028年開始を目指す新たなネットボールのフランチャイズリーグ設立に向け中心的な役割を担っていることが、ニュージーランド放送協会(RNZ)の取材で明らかになった。
ネットボールNZは、現行の国内トップリーグ「ANZプレミアシップ」の運営を民間に移管する案を含む複数の選択肢を検討中で、少なくとも1社の民間投資家と、リーグ運営権の譲渡について交渉を進めているという。
関係者によると、ウィリアムズ氏とモウブレイ氏は、共同出資するAリーグ・オークランドFCで培った商業戦略やファンとの関係構築の手法をネットボールにも取り入れたい考え。両氏は元シルバーファーンズのアナ・スタンリー氏やアディン・ウィルソン氏の協力も得て、水面下で他競技の関係者を含む出資候補への打診を進めているとされる。ANZプレミアシップは前シーズン370万ドルの赤字を計上したが、ウィリアムズ氏は放送局や商業パートナーの獲得に強気の姿勢だという。
ネットボールNZは「2027年以降の国内リーグのあり方について複数の選択肢を検討しており、選手会や各地区と協議中」との声明にとどめた。2027年シーズンの放送契約が未定のままで、最大600万ドルの赤字も見込まれるなど財政難は深刻で、選手の間では来季の去就を巡る不安も広がっている。ネットボールNZは既に、シルバーファーンズなど主力選手が豪州や英国のクラブと契約する際の許可要件を撤廃しており、選手会のピッパ・ムーア代表は「民間投資を含むあらゆる現実的な選択肢に前向きだ」とコメントしている。
