2010年の地震以来初めて、クライストチャーチのシティマラソンが開催された。凍てつくような寒い朝にもかかわらず、5,000人以上のランナーが参加した。
スタートとゴールとなったカテドラル・スクエアには、数千人の群衆が集まり、10キロ、ハーフ、フルマラソンを走るランナーたちを応援。
日本人ランナー、ヒロ・タニモトさんが2時間25分で最初にゴールした走者となった。
ティマルから参加した21歳のレベッカ・ホッジソンさんは、新しいマラソンコースに感激したが、市の東郊外がこれほどダメージを負ったことを改めて知った、と語る。
レッド・ゾーンを走り抜けるのは辛かった、これほど多くの家々が破壊されたことに驚いた、とレベッカさん。けれども「また来年も同じコースを走りたい」と付け加えた。
マラソンのまとめ役マイケル・ジャッキーズさんは、レッド・ゾーンの道路のくぼみを埋める作業が必要だったと語る。彼は今回の成果に満足している、とコメント。
「たくさんの人が新しいコースを気に入ってくれた。いつでも最初の年が一番大変なんだ」