クライストチャーチ生まれのアーティスト、ビル・ハモンドが亡くなった。享年73歳。

環境や社会的なテーマを盛り込んだ作品で有名で、ニュージーランドで最も影響力を持つ現代画家と評されていた。1987年以来ハモンドを代弁してきたウェリントンのファミリーギャラリーのオリビア・マックリーベイ氏がハモンドの妻から彼の死を伝えられ、正式に発表した。アートライターでキューレーターのハーミッシュ・キース氏は、「偉大なアーティストで、心の優しい人だった」と死を惜しむコメントを発した。ハモンドは1947年8月29日生まれで、1966年から1968年までカンタベリー大学のIlam School of Fine Artsで学んだ。
作品の展覧会を開いたのは1980年と遅いが、その才能をニュージーランド全国に知らしめるのに時間はかからなかった。彼は社会的、環境的な問題に取り組み、危険な種としての人間性というメッセージをその作品に含んだ。

彼の最も有名な作品「Fall of Icarus」は、クライストチャーチ・アート・ギャラリー・テ・プナ・オ・ワイフェツが所蔵している。