クライストチャーチのアーティスト、ビル・ハモンドの絵画が、オークションでNZD1.7ミリオンドルで競り落とされた。
約1.6 X 2.1メートルのキャンバスに描かれたアクリル画で、『Melting Moments 1』と題され、ハモンドの象徴的な鳥の頭を持つ人間が描かれている。
ハモンドは「鳥人間」を1990年代、南極に近い離島を訪れた後に描き始めた。
キュレイターでアートコラムニストのハーミッシュ・キース氏は、この競売値を「驚くべき値段」と表した。
「しかし、値段に驚いて作品の価値を見誤らないように。これはまぎれもなく非常に美しい作品です」とキース氏。
キース氏は、購買された本作品がどこかに所蔵され、鑑賞者から消えてしまうことを恐れている。
ハモンドは2021年に亡くなった。
ニュージーランドで最も高額で取引されたアート作品は、コリン・マッコーンの1982年の作品で、2022年9月のオークションで、NZD2.45ミリオンドルで競り落とされた。