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タイカ・ワイティティの『ジョジョ・ラビット』アカデミー脚色賞

タイカ・ワイティティ監督は、『ジョジョ・ラビット』でマオリとして初めてのアカデミー賞受賞者となった。

「アート、ダンス、小説を愛する世界中の先住民の子どもたちにこの作品を捧げます。我々はそもそも語り部なのです。 サンキュー、キア・オラ」というのが彼の受賞の言葉。この作品は、ベルギーとニュージーランドの混血の作家クリスティーナ・ルーネンの小説『Caging Skies』をもとにした映画で、ナチス時代のドイツの10歳の少年が人間的に成長する物語。ワイティティはスピーチの中で、彼の母、妻のチェルシー・ウィンスタンレー、作家のルーネンに感謝を述べた。『ジョジョ・ラビット』のプロデューサーを務めたウェンスタンレーとカーティ・ネアルは、ワイティティと並んで、作品賞にノミネートされていた。これにより、ウィンスタンレーは、オスカーにノミネートされた最初の先住民の女性となった。

韓国ポン・ジュノ監督『パラサイト』が、非英語の作品では初めてのアカデミー作品賞を受賞した。ポン・ジュノ監督は、国際長編映画賞、脚本賞、監督賞そして作品賞の4冠を達成する快挙であった。