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外国人労働者の代わりに若いキウイを

農耕を取り扱う請負業者は、国境が封鎖されたことにより、海外からの技能労働者が見込めず人手不足に悩んでいる。国内で同等のスキルを持った技術者を見つけることが困難だからだ。

North Canterbury Chapman Agriculture社の社長アラン・チャップマン氏は、人手不足の解決策として国内に目を向け、14歳から20代前半のニュージーランド人9人を今シーズンの作業用に雇用した。

「簡単ではありませんでしたが、やる価値はありました。未経験者ですから失敗もします。経費はちょっとかさみましたが、最終的にはよかったです」とチャップマン氏。

熟練者のような正確性を望めないため、イライラすることもあるが、チャップマン氏は他社でも同様に若いキウイを雇うことを勧める。

「いつまでも35~40歳の経験者ばかり雇うわけにはいかないでしょう。若い世代に経験を与え、業界の担い手を育成しなくては。熱意のある素晴らしい若者もいますが、中には働き始めて、長い労働時間、プレッシャー、ストレスに耐えられない者もいます。しかし、私にとっては彼らを雇ったのは正解でした」