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第一次産業に職を求める学生の増加

海外からの熟練技術者が望めない農業、水産業、林業の業界では、求人件数が76パーセントも増加している。

同時に、これらの仕事に就いた学生の収入は、前年度と比較して約2倍となっている。

前年の600人と比較して、今年度は1000人以上の学生が、農牧、果樹栽培、水産業、林業の仕事をしている。

ジェニーさんはカンタベリー大学で環境科学を専攻する学生。夏休みはクロムウェルでサクランボ収穫のアルバイトをしている。

「私は去年もここで働きましたが、明らかに今年はより多くのニュージーランド人、そしてより多くの学生が働いています。一日中座ってノートパソコンをたたいている生活とはかけ離れていますが、屋外の仕事だし、楽しんでいます。ここでの仕事が私の収入のほぼすべてで、家賃やクルマ、その他生活費などを賄っています」とジェニーさん。

経営者も学生を雇うために、柔軟な勤務時間、ボーナス、エンターテインメント、宿泊施設、交通費の補助などを提供し、人員の確保に余念がない。