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人手不足に悩む酪農業

第一次産業は今季も数百人にも及ぶ人手不足で悩まされている。

酪農業では、800件の農夫求人がある。政府が5月にローンチしたGoDairyコースのバックアップを受け、地元の住民を引き付け、スキルアップに導くことを多くの酪農家が望んでいる。GoDairyプロジェクトは4月の最初のロックダウン時にデザインされたが、政府が期待するほど多くの人を魅了しているとは言えない。しかし第一次産業は、他の業界が新型コロナウイルスで大きな打撃を受けている中、特に影響を受けず、継続的に需要がある業界である。

第一次産業省は、第一次産業に若者をもっと引き付けるプロジェクトを継続しており、移行が可能なスキルを持ち、キャリアの変更を目指す若い人たちに、本業界における多様な職種の需要を数値することに努めている。

今年の4月5月、ニュージーランド全国ロックダウンに伴いGDPは12.2%落ち込んだが、農業、林業、漁業はわずかに2.2パーセント減に抑えられている。タラナキのダミエン・ロパーさんは420頭の乳牛を飼育するタラナキの農牧家だが、パンデミックが彼のビジネスに及ぼした影響は小さいという。「牛乳は毎日収集されていたし、電気関連でトラブルが起こっても優先的に修理される。ロックダウン中もほぼ通常通り仕事ができた」Yummy Apples社のマネージャー、ポール・ペインターさんは、農業がこの国の成長を促進する希望の星だと考えている。ただし収穫期が近づくにつれ、今年は海外からの労働力に頼れないことを憂慮している。

ホークスベイでは、約1万1,000件の求人が出ると予測されている。