ニュージーランドの留学や移住、起業、旅行、就職など総合情報サイト

「風雨の春の再スタート」 南島で道路冠水や地滑りの恐れ、峠は雪 週明けは北島へ

ニュージーランドを南から複雑な気圧の谷が通過し、9月6日から週明けにかけて全国的にぐずついた天気が続いている。気象局(メットサービス)は南島各地に大雨や道路の降雪に関する警報・注意報を出し、その後は雨域が中部・北島に移るとして、首都ウェリントン周辺にも大雨注意報を発表した。

南島では6日午前の時点で、クラウン・レンジ道路、リンディス峠、ポーターズ峠、アーサーズ峠、ルイス峠の5つの峠に道路降雪警報が出された。標高の高い区間では正午前後から夕方にかけて雨が雪に変わる見込みで、当局はチェーンの携行と速度を落とした走行を呼びかけている。低地でも河川や小川が急に増水する恐れがあり、路面の冠水や地滑り、視界不良による運転しづらい状況が予想されている。

北島では、ウェリントン南部・東部とワイララパで6日午後11時から7日午後2時にかけて大雨注意報が出され、雨量が警報基準に達する可能性があるとされた。気象専門家は今回の荒天について「雨と雪が同時に来る、いかにも春らしい展開」「風雨に見舞われる、春の二度目の仕切り直し」と表現している。

天候は南島から先に回復し、その後北島へと移る見通しだが、水曜から木曜ごろには弱い前線が国内西部に影響する可能性がある。今年の春はエルニーニョ現象が例年より速いペースで強まっているとされ、消防や農家は乾燥と強風のリスクに備え始めている。専門家の間では、今回の荒天はその不安定な空模様の前触れとの見方も出ている。