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キウイの鶏肉消費、過去最高に 1人年42キロ「食べる肉の半分は鶏」 牛ミンチは記録的高値

ニュージーランドの消費者による鶏肉の消費量が過去最高の水準に達している。手ごろで使い勝手のよいたんぱく源として、鶏肉への世界的な需要が高まる中、国内でも他の食肉の値上がりを背景に鶏肉を選ぶ動きが加速している。ニュージーランド養鶏業協会(PIANZ)のフィオナ・マクミラン専務理事はBNZビジネス・ブレックファストの番組で「鶏肉はニュージーランドで最も人気のある肉だ。キウイが食べる肉のおよそ半分が鶏肉で、その割合は年々上がっている」と説明した。

統計局の7月の食品価格指数によると、鶏むね肉は1キロ14.80ドルで、入手できる食肉の中でも最も手ごろな部類に入る。一方、牛ミンチ肉は今月に入り1キロ24.40ドル超という記録的な価格をつけ、2年半前と比べて3割以上値上がりした。マクミラン氏によると、キウイ1人あたりの年間鶏肉消費量は41〜42キロで、これは1人あたり年間およそ20羽分に相当する。協会が記録を取り始めた2008年当時は35キロ程度だったといい、消費は着実に伸びている。「鶏肉は信頼でき、手ごろで、応用がきく。定番であり、頼れる存在だ。ほかのたんぱく源が値上がりする中でも、鶏肉は手ごろな価格を保っている」と述べた。

国内の養鶏農家はこのブームの恩恵を受けているが、業界にはリスクもある。マクミラン氏が最も警戒しているのが、鳥インフルエンザ「H5N1」型の侵入だ。同型は世界各地の養鶏に打撃を与えており、「ニュージーランドは養鶏場に入れないよう懸命に努力してきた。農場は長い時間をかけて備え、防疫体制を大幅に強化してきた」と語った。鶏肉が国内で食べられる肉の半分を占める以上、食料供給網を守ることは業界にとって重要だと強調した。鶏肉人気はマクドナルドなど大手チェーンにも波及し、同社は需要増を見込んでチキン商品の開発・改良に大きく投資している。米農務省のデータによれば、米国では健康志向と牛肉価格の高さを理由に、過去16年にわたり鶏肉の消費量が牛肉を上回り続けている。