週末にニュージーランドを襲った荒天が週明けの月曜も続き、南島では標高200メートル付近まで雪が下り、各地で最大瞬間風速120キロに達する暴風が吹き荒れている。先週末はクイーンズタウンで24年ぶりの記録的な24時間雨量を観測し、クイーンズタウン・レイクス地区では浸水のため約45人が自宅から避難、南部では非常事態宣言も出された。消防は一晩で16件の浸水対応にあたり、ハースト峠道など複数の道路が土砂崩れや路肩決壊で通行止めとなった。州道6号のマカロラ〜ハウェア湖間も土砂崩れで閉鎖された。
メットサービスは、ヘイスティングス以南のホークスベイとタララア地区に月曜午後7時までのオレンジ色(上から2番目)の強風警報を発令した。むき出しの場所では西風が瞬間120キロに達し、赤色警報に格上げされる可能性もわずかにあるという。ダニーデン空港では午前5時に瞬間72キロ、インバーカーギルでは瞬間94キロを観測した。南島では6つの峠道に降雪警報が出され、ミルフォード・ロード(州道94号)の峠付近で4〜10センチ、クラウン・レンジ・ロードで3〜6センチ、リンディス峠でも最大4センチの積雪が予想されている。
気象当局によると、今回の荒天は南極方面から流れ込む非常に強い西〜南西の気流によるもの。北島北部からマナワツにかけては数回のにわか雨程度で、ベイ・オブ・プレンティやタウポは概ね晴れる見込みだ。一方、この先の春は記録的な強さになると予想されるエルニーニョ現象の影響で、北島の大部分と南島東海岸では平年より乾燥し、風の強い日が増えると見込まれている。西海岸や南島南西部はむしろ雨が多くなる見通しで、消防や農家は乾燥と強風に備えた早めの対策を呼びかけている。
