ニュージーランド自動車技術協会(MTA)が発表した最新の報告書により、同国の自動車の平均車齢がさらに上昇し、高齢化が進んでいることが明らかになりました。ニュージーランドはもともと他の先進国に比べて古い車が多い傾向にありますが、この傾向がさらに加速しています。
報告書によると、乗用車の平均車齢は15年となり、2015年の14.3年から上昇しました。これはオーストラリアの約11.6年やイギリスの約10年と比較しても際立っています。主な要因として、以下の3点が挙げられています。
- 経済状況の悪化: 不透明な経済情勢により、多くの国民が新車への買い替えを控えています。
- 車両の信頼性向上: 現代の車は耐久性が高くなり、以前よりも長く乗り続けることが可能になりました。
- 年間走行距離の減少: 1台あたりの年間走行距離が減っていることも、寿命を延ばす要因となっています。
また、電気自動車(EV)への移行ペースも鈍化しており、車両の高齢化が最新技術の普及を妨げる要因にもなっています。MTAは、今後も信頼性の向上や公共交通機関の利用拡大により、一台の車をより長く所有する傾向は続くと予測しています。
- 補足:
- 統計データ: ニュージーランド全土の車両数は約475万台で、過去10年間で人口増加率を上回る年2.3%のペースで増加しています。
- 車種別の傾向: オートバイの高齢化が最も顕著で、平均車齢は22年(2015年は14.4年)となっています。
- 周辺知識: ニュージーランドでは中古輸入車も一般的ですが、その平均車齢も約9.8年と、2015年に比べ1年ほど古くなっています。
