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「2026年の夏、NZのフェス事情は最も厳しい年に」 — 長年続いたSploreが最後の年に

長年ニュージーランドで人気を集めてきた音楽・アートの祭典 Splore Festival が、2026年の開催を最後に終了すると発表しました。これは、国内外で多くのフェスが中止・縮小するなど、フェスティバル運営が非常に厳しい状況にあることの象徴と受け止められています。

世界的にも独立系のフェスが消えつつあり、英国ではここ2年で120以上が消滅。オーストラリアでも「Splendour in the Grass」の中止や、ブラジルの「Tomorrowland」など複数イベントが休止・中止になるなど、国際的に同じ傾向が見られます。

Splore の主催者は、生活費の高騰やコスト圧力が人々の関心を低下させ、チケット売上が予想を下回ったことを主な理由として挙げています。コロナ禍後も影響が長引き、人々の消費行動に変化が出ており、フェスの優先度が下がったと説明しています。

同フェスは政府の 主要イベント支援基金(Major Events Fund) に申請しましたが、支援を受けられませんでした。この基金は観光客誘致や地域経済活性化につながるイベントを重視するもので、Splore はそこに合致しないと評価されました。

フェス主催者や関係者の間では、チケットの返金管理方法や消費者信頼の低下も問題視されています。過去には他のフェスで破産・返金トラブルの事例もあり、利用者の信頼が損なわれている面もあります。

一方で、成功しているフェス(例:Rhythm and Vines) もあり、今後も歴史あるイベントや人気のある催しは存続すると見られています。新たに導入された「Trust Tick」制度は、チケット資金を信託扱いにするなど、購入者保護策の一環として導入されています。