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ウェリントン市長無銭飲食か 「忘れただけ」

ウェリントンのレストラン、The Old Quarterのマネージャ、シャイ・ロマス氏は、トーリー・ファナウ市長が友人とその夜現れたとき、彼女はすでに「ほろ酔い」かげんだったという。

二人はボトルワインを注文したが、法律上レストランでは酔った客にお酒を出すことはできない。ロマス氏は、食べ物も注文したら対応することに決めた。

テーブルを担当したウェイターによると、市長は彼に「私が誰だか知ってる?」と訊ね、市長とは思ったが確信が持てなかったウェイターが「えーと、ちょっと確実には...」と曖昧に答えると、「ウェリントン市長よ!」と返事が返ってきたという。

自分が直接接待したわけではない、とロマス氏は前置きして、「態度がそれほど悪かったというわけではありません。ただちょっと酔っていらした、という感じでした」と語る。

ただ彼女たちはお金を払わずにレストランを出て行ってしまった。

翌日の朝、彼女本人ではない人物から電話連絡を受けたため、市長に飲食代金の請求書を送ったという。料金は現在支払い済みとなっている。

ファナウ市長は、「支払わずにレストランを出てしまったことは大変恥ずかしく思います。故意ではなく、忘れただけで、翌朝には支払っています」とステートメントを発表した。

「私がレストランで酔っていたとか、注文が通らなかったというのは事実無根。誤った情報です」と彼女のレストランでの態度の批判に対しては否定している。

ファナウ市長は引き続き、気候変動、住宅問題に取り組み、ウェリントン市のために働くと語った。