住宅価格が上がり続ける中、人生で初めて家を購入する人たちは、個人やカップルでの購入に苦労し、家族や友人と協力するケースが増えている。
キウィバンクのローンマネージャー、フィリッパ・スコット氏によると、住宅購入を熱望する人々は、高まる価格によってマイホームの夢を諦めることはなく、誰かと資金を合わせて工面する方法を模索するという。
現在平均的な収入のある世帯において、その収入の15パーセントを貯金した場合でも住宅購入のための標準的な頭金を貯めるには11年かかる。シングルにとっては、その約2倍はかかるだろう。
伴侶、親、きょうだい以外と共同名義で家を買うことを選ぶ人が増えている、とスコット氏は語る。頭金に手が届き、ローンも折半することができるからだ。
しかし、共同購入に踏み切るには的確な法的アドバイスが欠かせない。何らかの状況が変わったら、パートナーシップはどうなるのか?
「共同購入者はよく知っている、信頼できる人であることが必要です。お互いに裏表のない誠実な会話をすること。ローンの審査の時にも、何も包み隠さず、経済的な状況について率直に話してください」とスコット氏。
また、昨今の経済状況のせいか、歳をとってからの住宅購入を考えている人が増えており、このような人たちが共同購入をよい投資とみる傾向がある。