ロトルアで、ホームレスの人々のために仮宿を設立したチャリティ団体Visions for a Helping Handのティニー・ディーン氏は、設立した宿を閉鎖しなくてはならなかった。カウンセルに運営を認められなかったからだ。
ディーン氏は「ホームレスを助けたかっただけ」と心情を語っている。彼のオープンした夜間休憩所は、5週間で50名もの人々のシェルターとなった。
しかしながら、耐火や免震に関する条件をクリアせずに宿泊所を提供することにカウンセルが同意せず、宿泊所は夜間の立ち寄り可能な休憩所という形をとっていた。そのため、このシェルターを管理する人は、夜眠っている利用者を30分ごとに起こしていたことが明るみに出て物議を醸し出していた。
ロトルア市長スティーブ・チャドウィック氏は、「市は、ホームレス救済のために最善を尽くしている」と語り、市が提供する困窮者のための短期宿泊援助金について触れた。
社会開発庁の調べでは、ロトルアでは、5月には48人が路上で生活していた。市は、3月に住居のための緊急福祉金で、40家庭をサポートした。6月にこの数値は上昇している。