ロトルアに住むテ・アニ・ソロモンさんは、今月始め42回目の誕生日にニューワールドへ買い物のために入店した。
肉売り場でラムチョップを選んでいるとき、2人の男性スタッフが近付いてきて、「あなたは当店で出入り禁止になっている。出て行ってください」と言われ、面食らった。全く身に覚えがなかったからだ。
3種類のIDを出して人違いを主張した彼女は、彼らが見比べていたスマートフォンの写真に気づいた。写真の女性はマオリでキャップをかぶっていた。
「私がマオリでキャップをかぶっていたから、出禁客の人物と思われたのでしょう。あの人たちは私を『泥棒』とさえ呼んだのです」とソロモンさんは当然のことながら侮辱に憤っている。
この店では、Foodstuffs社がトライアルで導入した顔認証システムを取り入れている25店舗の中の1店舗だ。
これを受けてFoodstuffs社のスポークスパーソンは、「お客様がお怒りになるのは当然ですが、これは完全な人為ミスです。今回の過ちを犯したスタッフは再度トレーニングを受けます。お客様には後ほど個人的にご連絡し、失礼をお詫びします」とコメントした。