ホームレスの人々を援助しているチャリティーグループから、路上生活者に対して充分な政策が取られていないと、政府を非難する声が上がっている。ニュージーランドのホームレス数は公式には出ていないが、最近の調査では、オークランドには約147人の人々が路上で生活していると報告されている。
チャリティーグループの代表者は、「国家的な取り組み、方針、対策、基金など、何もありません」と意見を述べている。福祉システムも、住む家がないと適応が困難である。
「国から手当てを受けることは、手続きが非常に複雑で難しいのです。彼らは心地よいソファに電話を手にして座っているわけではありません。WINZ(政府の職業斡旋所)やその他の政府機関で相談するのも、予約を取るのも簡単ではないのです」
また、北米などと比較するとニュージーランドのホームレス数は少ない方であり、今対応を施せば、将来問題が大きくなるのを食い止めることができる、という意見も上がっている。