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クライストチャーチの動物園オラナ・ワイルドライフパーク、資金危機で410万ドルの支援要請 開園50周年を前に「史上最も深刻な財政難」

ニュージーランド唯一のオープンレンジ型動物園、クライストチャーチのオラナ・ワイルドライフパークが9月11日、深刻な資金危機に陥っていると発表した。2026/27会計年度中に約410万ドルを確保できなければ、2027年3月までに手元の現金準備が枯渇する見通しだという。信託共同議長のケン・ヒューイ名誉教授は「状況は深刻だが、回復への道筋はある」と述べ、中央・地方政府、篤志家、企業、地域社会からの支援を呼びかけた。

背景には2024年以降、現職・元職員から動物福祉や職場文化、動物の死亡管理などを巡る懸念が相次いで指摘され、第一次産業省(MPI)や豪州・NZ動物園水族館協会(ZAA)による調査、独立した職場文化評価が行われた経緯がある。動物福祉上の問題は確認されなかったが、獣医療体制や人員配置、ガバナンスなど組織全体の改善が必要と指摘され、パークはこの2年間で新CEOの起用やエキゾチック動物飼育員7人の追加雇用などの立て直しを進め、蓄えていた準備金を大きく取り崩してきた。

会計事務所BDOクライストチャーチによる独立検証では、410万ドルの資金不足は妥当であり、コスト削減や商業収入の拡大だけでは解消できないと結論づけられた。比較対象となったウェリントン動物園では収入の57%を自治体資金や助成金・寄付が占めるのに対し、オラナは23%にとどまるという。パークは9月25日に開園50周年を迎える予定で、クライストチャーチ市議会との協議を進めるとともに、寄付サイト「ギヴアリトル」を通じた募金も呼びかけている。