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帰国を逃した年金受給者にNZ$11,300ドルの支払い請求

77歳のラエさんと彼女のオーストラリア人パートナーは、昨年7月に彼の手術のために渡豪した。12月にニュージーランドに帰国予定であったが、クライストチャーチ行きの飛行機がキャンセルされた。

その後1月中にも2回のフライトがキャンセルされ、ラエさんは孫娘の結婚式、ひ孫の1歳の誕生日を逃し、そしていとこの死にも立ち会うことができなかった。

ストレスが募る中で、社会開発省(Ministry of Scocial Development: MSD)から送られてきた手紙で、彼女の年金が停止され、さらに返済を請求されていることを知った。

現在の年金法では、受給者が26週間以上海外に滞在した場合は年金が停止され、30週間以上の場合は6か月分の年金を政府に返済しなければならない。

「MSDからのNZ$11,000ドルを超える請求を知ったとき、我慢は限界に達しました。帰国できないことで心労しきっている高齢者に対して、国はもっと配慮すべきではありませんか?」とラエさん。