洪水の被害を受けたネイピアでは、ホークスベイ・シビル・ディフェンスによって225軒の家屋が調査され、30軒が住居不可能とされた。
ネイピア・ヒルの11軒と、マレワ郊外の2件は特に被害が深刻と認識された。
被害の影響を受けた住民は、ネイピアとヘイスティングに設けられた避難センターから、家族友人宅に身を寄せている。現在のところ、被害の修復にどのくらいかかるかは不明。重要な課題としては、現在避難センターにいる人々に、長期的な住居を見つけることである。
また避難している人々の心のケアも重要なサポートの一つである。
今年の4月5月、ニュージーランド全国ロックダウンに伴いGDPは12.2%落ち込んだが、農業、林業、漁業はわずかに2.2パーセント減に抑えられている。タラナキのダミエン・ロパーさんは420頭の乳牛を飼育するタラナキの農牧家だが、パンデミックが彼のビジネスに及ぼした影響は小さいという。「牛乳は毎日収集されていたし、電気関連でトラブルが起こっても優先的に修理される。ロックダウン中もほぼ通常通り仕事ができた」Yummy Apples社のマネージャー、ポール・ペインターさんは、農業がこの国の成長を促進する希望の星だと考えている。ただし収穫期が近づくにつれ、今年は海外からの労働力に頼れないことを憂慮している。
ホークスベイでは、約1万1,000件の求人が出ると予測されている。
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