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マナワツ渓谷を救って - 91歳男性が署名を届ける

145年間に渡り、ニュージーランド北島の東西を結ぶ重要なルートであったマナワツ・ゴー(渓谷)・ロードは、2017年多発的に土砂崩れが発生して以来現在まで閉鎖されている。

この渓谷ルートの再開を心から願うノニ・サンディランドさんは91歳。幼い頃から渓谷と共に生きてきた。ノニさんは奥さんとのデートのために、この渓谷を通った思い出を持ち、またノニさんの父親の時代は、人々は馬と馬車でこの渓谷を旅した。この渓谷の再開を政府に申し入れるため、ノニさんは手作業で集めた863の署名を持って、国会へ出向いた。彼はその日、朝5時に起き、ワンガヌイ・カレッジの卒業生をイメージしたネクタイを締め、最もよい服装で、コリトンから首都ウェリントンへ旅してきた。コンピューターを持たないノニさんにとって、集めた署名は、コミュニティの人々と実際に会ってまとめた生の声と言える。渓谷が通れなくなった現在、パヒアツアトラックとSaddle Roadを抜けるトラックや車の騒音で住民は困っているという。アッシュハーストだけ見ても、毎日5,000台以上の車が通り抜けるとのこと。彼の目的は、交通局が別の迂回路を開発する一方で、渓谷を小さな車両のために開通することだ。

交通局は、かつての道の将来のため、地元のマオリ部族、カウンセル、自然保護局と協働している。しかし、渓谷はいまだに不安定で、安全ではないとされている。