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人種と犯罪についてのレポート

刑務所の囚人の割合にマオリが多いのは何故か? 900人のマオリに対して投げられたこの質問に対し、90%の回答が、人種的な成り立ちが原因というものであった。

犯罪にかかわる者の多くが、養護施設や里親の元で虐待された経験を持ち、幼いころからギャングや犯罪者の中で育っている。

マオリは人口の国民の16パーセントを占めるが、刑務所の囚人のマオリの割合は51パーセントに上る。特に女性に限定すれば、3分の2がマオリという内情だ。

オタゴ大学のグループAction Stationが調査したレポート「They're Our Whanau(彼らは我々の家族)」に基づくと、マオリの囚人率の高いことは、人種的な成り立ち、世代間のトラウマ、歴史的な植民地化、などに端を発する。

西洋人がニュージーランドに入植する以前は、刑務所は存在しなかったが、英国の法律が定められた後は全国に普及した。

根付いた人種差別やマオリに対する偏見などは、正義が失われつつある危機に我々が直面していることを意味し、これを修正するためには、西洋人入植時代まで遡って考え、マオリコミュニティの経済的な問題を解決する必要がある。と、このレポートの責任者は説明している。

このレポートの意義は、将来に向けてマオリとパケハが、お互いをサポートし合い、協同する体制を求めてゆくことにあると結んでいる。