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使い捨てビニール袋全面廃止に向けて

政府は、スーパーなどで使われている使い捨てビニール袋を、来年7月までの全面廃止と、生分解性の袋の導入の目標を発表した。

エンジニアたちが組織する団体Engineers for Social Responsibilityがこの活動を支える。本団体のリーダーであるトーマス・ネイツァート氏は、使い捨てビニール袋の廃止は、第一歩としてはよいスタートで、環境に対して他にすべきことを人々が考え始めるよい機会となる、と発言している。

「私のリストの高い位置にあるのが、水のペットボトル、または一度しか使わない大きな梱包箱などです。製造の段階で考慮されなくてはなりません。チョコレートの一つ一つをビニールで包むようなことは止めるべきです」

オークランド大学のマイク・リー教授は、ニュージーランドは海外の事例に学ぶことができると提言する。

「例えばトースターを買ったとして、箱ごと家に持ち帰る代わりに、ドイツのような国では、箱や発泡スチロールだけ店に残すこともできます」

リー教授は、消費者だけの責任とするよりも、小売店や製造者が考える問題でもあるともアドバイスしている。