スティーブンさん、ナンシーさんのジャンセン夫妻は、2013年に彼らの4人の10代の子供たちとロウワーハットに移り住み、カフェを買った。
彼らの運営するThe Java Point Cafe and Bistroは、利益を上げ、数人のスタッフを雇用し、地域に溶け込んでいたが、ビザの更新のために移民局が求める45パーセントの利益率上昇に満たず、ジャンセンさん一家はニュージーランドを去らなくてはならなくなった。
「こんな結果になりとても辛いです。最悪なのは、子供たちが友達と別れなくてはならないことです。コミュニティの一員になったと思っていたのに、引き裂かれたように感じます」とスティーブンさん。
彼らはオークランド空港からテキサスへ向けて旅立ったが、空港でメディアのインタビューを受け、その辛い胸の内を語った。
「移民局の規定は理解できますが、白黒つけるだけでなく、ちょっとでも人間味のある判断をしてくれていたら、と思います」
もし再考されて判定が覆ったら、またニュージーランドに戻ってきたいか、という質問に「もちろんです。私たちはニュージーランドで素晴らしい経験をしました」とスティーブンさんは答えた。