先日発表となった労働ビザポリシーの変更案は、永住権取得を目指してニュージーランドで生活を始めた多くの移民に大きな不安を抱えさせる事態となってしまった。
今月下旬まで一般意見の受付期間を移民局は設けているため、今は未だ提案の段階ではあるが、先日の発表では、今後は給料額によりハイスキル移民用とロースキル移民用というようにワークビザの種類がわかれ、ロースキル移民用のワークビザの場合は、最大で3年までしかビザがおりず、それ以降の延長は不可となる。また再度ロースキル移民用のワークビザを申請するためには1年間国を離れなくてはならなくなる。加えてロースキル移民用のワークビザでは技能移民で永住権申請は難しくなる。
労働組合Unite Union では多くの人から相談や訴えが集まっており、今後国外退去を強いられる人が多くなるだろうと見ている。
また、大学や専門コースで技能職の資格を取得後、現地で就職が決まったとしても、新卒で初任給$48000ドルは実際困難であるとの意見も労働組合に寄せられている。