生理不順や月経困難症を理由に低用量ピルを使用している女性は少なくないかと思います。
日本では1度に最大で3か月分しか処方されないため、ニュージーランドに到着してからちゃんと病院を見つけられるのか、ピルを切らしてしまわないか不安になりますよね。実際、私は日本を離れる1か月前に処方してもらったため、ニュージーランド入国時は2か月分しか残っていない状態でした。
さてオークランドに到着、現地を楽しみつつも病院探しに取り組みます。女性疾患を取り扱っているホームドクター=General Practitioner(以下GP)のネット予約を試みました。オークランド周辺に何件も見つかりましたが、安くても165ニュージーランドドルから~といった感じでした。やはり住民でない場合、自費診療となってしまうため高額ですね(2年以上滞在可能なビザを持っている場合はニュージーランド国民と同様の医療制度が適応されるそうです。)。1つ目・・・最速で2か月後の予約・・・2つ目・・・最速で3か月後・・・。あれ、全然予約できないじゃないか!これじゃあピルが途切れてしまう、と大焦りしました。
さてどうしようかとインターネットやSNSで彷徨っていると、なんとインターネット診療を受けてピルをゲットしたという情報を発見しました。早速検索してみると、レビューが良さそうで、日本語OK、十分な予約枠あり、値段もGPよりお安いと良いことしかありませんでした。早速、翌々日に予約をいれて診療を受けました。予約の際には個人情報や既往歴、現在抱えている悩み等の情報を入力します。ちなみに、ニュージーランドの病院では何分間の診察枠を予約するかによって値段帯が分かれるようです(15分枠、30分枠、60分枠など)。
診察前に、個人情報を確認できる書類と、ビデオ会議等が可能な通信機器(パソコンやタブレット、スマートフォンなど)、現在飲んでいる薬などを用意しておくとよいかと思います。
診察ではピルを飲むようになった経緯や、今まで服用していた薬を伝え、一番近い成分の薬を処方してもらえました。ただし、ニュージーランドでは日本のULDにあたる超低用量ピルというのはあまり流通していないようです(※詳細は診療時に自分で確認しましょう)。今回は6か月分処方してもらえました。1箱に3か月分入っていて、5.99NZドル×2箱でした。

処方箋は、指定した薬局(chemist / pharmacy)に、先生からあらかじめ送っておいてもらえます。診察の次の日には、chemist / pharmacyへ行き、自分の名前や住所、薬の内容等を伝え、無事ピルをゲットできました。ただし、chemist / pharmacyによっては薬が体に適しているかを確認するためにも、3か月分ずつ分けて渡されるところがあるようです。薬を受け取ったら必ず内容と量をチェックしましょう(残りの3か月分の受け取り期限が記載されていると思われます)。
今回は長年使用してきた経緯もありオンライン診療を選択できましたが、もしも体調に不安をお持ちの場合は、直接診療してもらえるクリニックに時間に余裕をもって予約することをおすすめします。
少しでも不安を減らして楽しいニュージーランド生活を送れるよう祈っております!




