つい先日、うっかり「ある物」を機内持ち込みの荷物に入れてしまい、保安検査で止められてしまいました!
今回は国際線旅客機への「機内持ち込みの液体物」についての記事です。
国際線*機内持ち込み液体物は100mlまで
国際線の旅客機に持ち込める液体の量は100ml(g)までです。
その量を超える液体=飲料水やジュース、アルコールはもちろん、開封したペットボトル飲料もすべて持ち込めません。
保安検査場の手前で「お手持ちのペットボトルや水筒の中身は捨ててください」というサインが出されていますよね。
新品でも飲みかけであっても・・・100ml以上入っている飲料は捨てて空(から)にしなければならないのです。
その他に・・・ロングフライトの間に使いたいもの。
女性ならば「化粧品類」そして「歯磨き粉」等も持ち込みたいですよね。
私が持ち込もうとしたのは「エッセンシャルオイル」
香りを愉しむ、というよりは「頭痛」「乗り物酔い」「足のむくみ」時などのマッサージに使うためです。
スーツケースを預けた後、保安検査場で手荷物をX線検査した時に、検査員から荷物を確認する、と言われて出した化粧ポーチ。
中からは5~6本のエッセンシャルオイルが出てきました。
100ml以下の液体は透明なファスナー付ビニール袋に入れて
検査員から「これを持ち込むなら透明なジップ付きの袋に入れるように」と言われましたが...
ジップ(ファスナー)付き!えー持ってない!!
必死でビニール袋を取り出し「これじゃダメ?」と訊いてみますが…答えは「NO!」
隣に居た中国人も箱入りの歯磨き粉が見つかって「ジップ付の袋」に入れるように!と、言われて困っていました。
彼の「外(保安検査場の)に買いに行ってもいいか?」との問いにも「NO!」
えー?じゃあ、破棄するしかないってことでしょーか…;
私はというと・・・幸運なことに息子が持っていた玩具が入っていた袋がファスナー付きの透明袋!
すぐに玩具を出して検査員に見せると・・・んー、ってカンジでしたが~なんとかOK^^
(袋に絵柄が描いてありましたからね~でも中が見えれば問題ナシ)
とりあえず・・・大事なエッセンシャルオイルを捨てられずにすみました!
機内持ち込みNGの主な液体物(100ml以上の場合)
先に説明したように「液体物」とされるものには↓こんなものも含まれています。
100ml以上機内持ち込み✖の主な液体物
- 飲料
- 調味料、食用油
- 化粧水、保湿スプレー
- 液体シャンプー、液体ソープ
- 歯磨き粉などのクリーム状、ジェル状のもの
- ゼリー類
- ヨーグルト
- 海産物、フルーツなどの瓶詰
- 味噌
- 漬物、佃煮
- 缶詰
これらは↑機内持ち込み自体が✖ではなく「100ml以下の容器で且つジップ付き透明ビニール袋に入っていればOKなもの」
そうです、ココで注意すべきは「100ml以下の容器」という点。中身の液体物がたとえ80mlでも200mlの容器に入っているとNGです!
※漬物でも干し梅やカリカリ梅など「含有される液体が非常に少ない」ものであれば大丈夫です。
出国審査を受けた後の免税店・売店で購入した液体物
出国審査(保安検査含む)をパスして進むと免税店がある空港が多いですよね。
そのエリア(クリーンエリアと呼ばれます)で購入した液体物は前項で上げたものであっても全て機内持ち込みOK!
100ml超えでも「すでに審査をクリアした液体物」であるため機内へ持ち込むことができます。
機内持ち込みの規制を受けない液体物
保安検査時に申告すれば、液体物の中でも規制を免除されるアイテムがあります。
以下は主な製品例です↓
医薬品
- シロップ状の風邪薬・咳止め薬
- 使い捨てコンタクトレンズ(保存液入り)
- コンタクトレンズの保存液(機内で必要な量のみ)
赤ちゃん用食品類
- ベビーフード、ベビーミルク
- ベビー用ゼリー
- 妊婦さんの栄養ドリンク
「申告」といっても難しいことはなく、検査時に検査員に口頭で説明すればOKです。
検査しやすいように「申告アイテム」を検査トレーにまとめて出しておきましょう。
まとめ(国際線の機内持ち込みについて)
- 機内持ち込みしたい液体物は100ml以下の容器に入れる。
- サイズ20㎝×20㎝以内(マチ無し/容量1L以下)のファスナー付透明ビニール袋に入れる。
- 機内で使わない液体物はすべて「預け入れ荷物」に入れて預けておく。
おまけ*国内線の機内持ち込みOK液体物
基本、国際線よりもかなり規制はゆるくされています。
国内線OKの液体物
- 飲料水、果汁飲料、清涼飲料、アルコール等1本あたり0.5L以下のもの。
- アルコール70%以内のもの
- 化粧品類、香水、医薬品
飲みかけの飲料は検査されますので、あらかじめトレーに出しておきましょう。
正しい知識と事前準備で楽しいフライトを♪