こんにちは。2024年5月よりオークランドに滞在中のMoricoです。
寒さが厳しくなり、何となくだるい、風邪っぽいという方が多いのではないでしょうか。今回は、個人的に“最強のホットレモン”だと思っているNZでおなじみの「Lemsip」について、その効能や成分と含有量についてなじみのある日本の総合感冒薬と比較してお伝えします。
※あくまで素人が調べてわかる範囲ですのでご了承ください。
LEMSIPとは?
滞在期間が長い方はもうご存知かと思いますが、Lemsip はドラッグストアで購入できる風邪薬です。Lemsip公式サイトによると、ホットドリンクタイプ、カプセルタイプ、リキッドタイプがあります。「Lemsip Max Cold & Flu」、「Lemsip Cough Max for Mucus Cough & Cold」、「Lemsip Max Cold & Flu with Decongestant」と3つあります。
効能
頭痛、喉の痛み、体の痛み(風邪による筋肉痛)、解熱に効果があります。また、「「Lemsip Cough Max for Mucus Cough & Cold」と「Lemsip Max Cold & Flu with Decongestant」は鼻詰まりにも効果が期待できます。
通常の風邪⇒Cold & Flu
咳が出て痰が絡む⇒Mucus Cough & Cold
鼻水・鼻詰まりもある⇒Cold & Flu with Decongestant
という使い分けができます。
どこで買える?
薬局やスーパーのPharmacyコーナーで購入できます。私は大型のCountdownのPharmacyコーナーで購入しました。カートに入れたらそのまま他の食品などと一緒に会計できます。お値段は種類や店舗、セール価格やメンバーズ価格によって異なりますが、$16〜$18かと思います。私はセール価格$16で購入しました。
気になる成分と容量
COLD&FULLには「Paracetamol 1000mg」、他のタイプには「Phenylephrine hydrochloride 12.2mg」、「Guaifenesin 200mg」が配合されています。はて?これらは一体何なのでしょう?一つずつ見ていきましょう。
Paracetamol 1000mg
パラセタモールはアセトアミノフェンと同じ成分です。呼び名が違うだけで、日本ではカロナールという名前で流通しています。日本のアセトアミノフェンの使用上の注意を読むと、『通常、成人にはアセトアミノフェンとして、1回300〜1000mgを経口投与し、投与間隔は4〜6時間以上とする。なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日総量として4000mgを 限度とする。※1』と記載がありました。これはLemsipの注意書きと一緒です。Lemsip 1回分に最大量配合されているということになります。
Phenylephrine hydrochloride 12.2mg
日本名は「フェニレフリン塩酸塩」で、鼻粘膜の充血や腫れを抑える血管収縮剤として使用されます。日本では鼻炎カプセルに配合されている成分です。
例えば、プレコール4カプセル中(成人1日量)には10mg、ルル鼻炎ミニカプセル6カプセル(成人1日量)には15mg配合されています。※2 Lemsip 1回分にプレコールやルルの1日分が配合されているということが分かります。
Guaifenesin 200mg
日本名は「グアイフェネシン」で、痰を切りやすくする成分です。日本ではおなじみのベンザブロックやパブロンにも配合されている成分です。
例えば、ベンザブロックSプレミアム錠 9錠中(成人1日量)には250mg、パブロンメディカルC 6錠中(成人1日量)には180mg配合されています。※2 Lemsip 1回分にベンザブロックやパブロンの1日分が配合されているということが分かります。
ここまで各成分と含有量を見てきましたが、成分に関しては日本のドラッグストアでもすぐに手に入る総合感冒薬とほぼ一緒です。ただ、容量は若干多めに配合されている印象です。
風邪かなと思ったらCold & Flu Hot Drink
私は、「ちょっと喉が痛い。風邪かな?」と思ったら、寝る前にCold & FluのHot Drinkタイプを飲んでいます。よく眠れて翌朝症状も軽くなっています。
飲み方は、コップにLemsipの粉末を入れお湯を注いで混ぜるだけ。味はレモンフレーバーなので甘さ控えめのホットレモンという感じです。体がポカポカになりますし、喉の痛みに“しみる”というよりはむしろダイレクトに効いている感じがします。私にとってはこれから春先まで手放せないアイテムになりそうです。
今回は、NZおなじみの風邪薬「Lemsip」について掘り下げてお話しましたがいかがでしたでしょうか。今回記載した成分や容量についての情報元は下記をご参照ください。お薬のアレルギーや市販薬で過去にトラブルがあった方は、十分に注意して内服してくださいね。
※1日本薬局方 アセトアミノフェン〈ハチ〉 Acetaminophen Powder〈Hachi〉添付文書参照
※2医療総合サイトQLife参照