オークランド周辺にはRangitoto, Waiheke, Motutapu islandなど、幾つもの島々が散らばっています。今回は自然の迫力満点、Great Barrier Island を紹介させて頂きます。
島概要
人口約850人, オークランドから北東90kmに位置する285k㎡のNZで4番目に大きい島です。
オークランドからの距離が遠いのと、島のほとんどの原生林がDOC(department of conservation)とAotea Conservation Parkに守られているお陰で、お隣のワイヘケ島(人口約8000人)に比べると人口密度は極端に薄いです。
島には水道も電気も通っていないので、個々の家で水はタンクに貯めた雨水、電力はソーラーパワー又はガソリンのジェネレーターを使って暮らしています。
Haruaki湾、Coromandel周辺をを一望出来る ハイキングコースが幾つもありブッシュウォーキングも楽しめます。
また、子供でも安心な浅い波の低いビーチから、ほとんど手付かずの美しいビーチ、サーフィンにぴったりのビーチがあったりと、自然が好きなら必ず虜になってしまうワイルドで特別な、とても魅力的な島です。
アクセス
オークランドWynyard Quoterからフェリー(車可)で片道4時間、またはオークランド空港国内線ターミナルから飛行機で35分。
飛行機は6ー8人乗りの超小型飛行機で迫力満点! パイロットの真横や真後ろの席に座れればラッキー!
宿泊施設
ビーチにアクセスしやすいキャンプ場が多く、B&B, backpackers, Motel などもあります。大型宿泊施設やホテルはありません。
素晴らしい景色や、ハイキングコースが書ききれないくらい沢山あるので、人気の観光スポットを幾つか紹介したいと思います。
島に着いて最初にしておきたいのが、現地の最新情報集め。Claris空港にあるinformation centreで地図やハイキングコース、美味しいお店など(季節によって道やお店が閉まっている場合があるので)確認していくと良いと思います。
Tryphena周辺
島の中心街です。カフェやお店、ビーチも綺麗!
毎週土曜日は小さなマーケットも開催されています。食料調達もここのStone Wall Village Storeが量り売り、酒、野菜やその他食品を揃えています。また、島唯一のIrish Pubはビールだけでなく食事も美味しいので、地元の人にも観光客にも大人気です。
ここから空港へ行く途中に眼下に広がるMedland beachの景色が圧倒的!
Windy Canyon
徒歩10-15分で迫力満点で美しい渓谷に着きます。足腰に自信のある方はここから道なりにトレッキングコースをいくと島で一番高いMt Hobsonの頂上まで行けます。(片道約3時間)最後の登りはキツいですが、達成感と眺めは最高です!
Port Fitzroy
こじんまりした美しい港です。
Port Fitzroy周辺には30分〜1時間で比較的簡単に出来るウォーキングコースが幾つかあります。港周辺が一望出来るOld lady trackや川沿いを歩き、滝に行き着けるWarren's trackなど森林浴をしながら楽しめます。
Kaitoke Hot Springs
平坦なウォーキングコースを進むと30分強で温泉にたどり着きます! 木に囲まれたとても素敵な温泉です。そして、ぬるめで熱くなく、浅いので安心。水着を忘れ無いように!
Aotea Track
ハイキングや登山経験のある方には、山小屋に泊まり2泊かけて島の中心の山道を回るAotea trackに是非チャレンジして頂きたいです。山小屋はきちんと設備が整っている様です。
最後に、Great Barrier islandを訪れるのに幾つか注意したい点
島内にバスなどの公衆の交通機関はありません。車を持参する、又はレンタカー、坂が多いので自転車はかなり自信のある方以外にはきついと思います。タクシーやシャトルバスもありますが、車のない旅行者はヒッチハイクをする人も多いようです。
インターネットは勿論、電話の電波が届かないエリアがほとんどなので、車や宿泊先を(キャンプ場、山小屋を含めて)予約してから訪れ、Claris空港のinformation centreで地図や最新情報を収集しておくことが、島を存分に楽しむには不可欠だと思います。
不便な分、手付かずでワイルド、そして最高に美しい自然のあるGreat Barrier Island。機会があれば是非訪れてみてくださいね。