世界各地で様々な日本祭が開催されていますが、今年6回目を迎えるこのJapan Dayは、数奇な運命を背負って始まりました。

元々、日系企業が少ないクライストチャーチでは、日本人会のメンバーも約半数が国際結婚家庭で、日常生活はキーウィスタイルにどっぷりという人が多く、現地に馴染んでいることを誇りにしてきました。

そうした背景の中、カンタベリー日本人会の20周年記念イベントとしてJapan Dayの検討に着手した矢先の2011年、クライストチャーチと日本で未曾有の大震災が相次いで起こりました。自分が住む街と母国の惨状に打ちのめされた在留邦人たちが、自分を励まし、コミュニティ全体を元気づけようと奮起して、2012年3月11日に開催されたJapan Dayは第1回目から望外の成功をおさめました。

そして今、世界各国で難民や移民への逆風が吹いています。そんな中で日本の春をテーマに開催する今回のJapan Dayは、いっそう広範な人々が参加できるイベントにして、日本人が当地に親和していることも示したいと考えています。

折りしも、クライストチャーチ市は多文化戦略(Multicultural Strategy)をこの2月に採択しました。その達成目標は「帰属」「受容」「参加」です。私たちは、今後のジャパンデーにおいて、この目標を体現しようと思います。

日本にはユニークで誇らしいものがたくさんあります。それを参加者と一緒に楽しみ「日本はユニークだけど解り合える」という信頼感が広がれば本望です。

以上、堅苦しい紹介になりましたが、実際のJapan Dayは、見て、食べて、参加して楽しむことに尽きます。今年も、誰もが何かを楽しめるイベントになっています。

詳しくは、

http://japanday.jsc.org.nz/

Japan Day 公式 Facebook　https://www.facebook.com/japandays/

皆様のご来場を主催者一同心よりお待ちしております。

開催場所： RIccarton Racecource

165 Racecourse Rd, Broomfield