ニュージーランドに来て、ダニ、ベッドバグの被害に遭ったことはありませんか？
あまり人からは聞かないのですが、私自身は日本からオークランドに引っ越してきて約１年半の間に、２度も被害に遭いました。

１度目は、オークランドでの最初の家で、大家さんに借りていたベッドでした。
日本から自分たちの荷物が届くまでの間、大家さんが家具を置いておいてくれるというので、お言葉に甘え使わせてもらっていました。昔、ロンドンの古いアパートの古いベッドでも被害に遭ったことがあり、すぐにダニだと分かりました。日本からダニを集めるシートなどのグッズを送ってもらうも全く効果がなく、何日間も刺され続けたあげく、自分のベッドが届くのを目前に、新しい物を買うことになりました。

それ以来、ダニのことなどすっかり忘れて生活していたのに、つい先日…。
またやられてしまったのです。どうやら、引っ越しトラックから頂いたようです。
引っ越しの日の夜、マットレスにたくさんゴミが付いているなと思い、ハンディ掃除機をかけて寝ました。
それから数日間、日に日に手足に虫刺されが増えていきます。しかも、息子にも同じような虫刺されが数カ所。
ダニだとは微塵にも思わなかった私は、“もう蚊かぁ。そろそろ夏だしなぁー”とぼんやり思っていたのですが、小学生の息子がボソっと「ベッドだと思う」と言うのです。そう言われてみれば、刺され方がダニ！
私は見ていなかったのですが、引っ越し業者のトラックの中で、トラックに積んであった古い毛布が家具やマットレスにかけられていたようです。おそらく、それに住んでいたバグたちが、私たちのマットレスにお引っ越しをしてきたのでしょう…。

引っ越しで散々出費をしたのに、マットレスまで新調なんて無理！
そこで、外せる物はすべて外し、ホットなウォーターでお洗濯。ほぼ裸状態のマットレスは、デッキで１日天日干しのあと、ハンディダイソンで吸いまくり。結果、その日以来２人とも刺されなくなりました！万歳！！

と、ダニをやっつけた満足感に浸っていると、今度は息子の太ももやお尻に、赤くて痒い湿疹が出来はじめました。アレルギー体質の息子は、ここ数年、ダニアレルギーの数値も高くなっていたのです。「ダニアレルギー」と画像検索してみると、同じような湿疹の写真が多数見られました。ダニアレルギーは、ダニの死骸やフンに反応するようです。あの時やっつけたダニの死骸に反応しているに違いない…。また全てをアツアツのウォーターで洗濯。そして前よりも念入りに、すごく念入りに、ハンディダイソン。
それでやっと！湿疹が出ることもなくなりました。でも気持ち悪いので結局、息子にはマットレスを新調することに。

引っ越疲れの上に、ダニ退治の日々。私の体はもうボロボロです。
でも、引っ越しのためのダンボールをレンタルする時に（こちらでは、日本のように引っ越し業者が箱を用意してくれないので、自力で集めるか、レンタルするかです）、オプションでビニールのマットレスカバーがあったのに、十数ドルをケチってレンタルしなかった自分の落ち度なので仕方なし。
ＮＺでの引っ越しの良い教訓となったのでした。