動物福祉の団体SAFEは、ニュージーランド国内でニワトリのケージ飼いを禁止するキャンペーンをローンチした。
SAFEのキャンペーンマネージャー、ジェシカ・チャンバース氏は、「230万羽の雌鶏がケージ飼いされています。国のAnimal Welfare Actでは、動物は自然な行動がとれるよう守られていますが、ケージ飼いの鶏たちは地面をつついたり、エサをあさったり、羽を伸ばしたり、自由に歩き回ることができません。これはAnimal Welfare Actに反するのではないでしょうか?」と疑問を投げかけている。
ケージ飼いを止める業者も出てきてはいるが、政府が禁ずれば強制的にケージ飼いは止めなくてはならなくなる。
これに反して、家禽業界協会と鶏卵生産連合のディレクター、マイケル・ブルック氏は「ケージ飼いは合法であり、生産者と消費者にとって費用対効果が高い。ニュージーランドの29パーセントの産卵鶏ケージ飼いです」と異を唱える。
農業省のダミエン・オコナー相によると、現在政府はケージ飼いを全面禁止する予定はないとのこと。