「ウェラーマン(Wellerman)」というニュージーランドの初期植民労働者の歌が、英国でヒットしている。
フォークバンドThe Longest Johnの歌った「ウェラーマン」は、英国チャートのトップ40に上った。元々はネイサン・エヴァンズというスコットランド人男性がTikTokで歌った歌がバイラルで世界に拡散したもの。この歌によって、1831年にダニーデンに定住した捕鯨を生業としたウェラ―家が浮かび上がってくる。ラジオ・ニュージーランドは、エドワード・ウェラ―の玄孫であるエドワード・エリソンをつきとめた。エリソン氏は「ウェラーマン」については知っていたが、実際の歌を聴いたのは最近とのこと。この歌は、砂糖とお茶と酒を積んだ補給船を待ちわびる捕鯨船での過酷な生活を歌っている。
エリソン氏は、「高祖父はイギリスから渡来し、オタコウに定住し、捕鯨やマオリとの交易で生計を立てていました。ウェーラーマンのような歌が過酷な状況で働く労働者意気を高めていたのでしょう」と語る。