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配達に苦心のフードビジネス

警戒レベル3以下で、食品業界は配達方法に苦戦している。

ウェリントンに拠点を置くシェフのマーティン・ボズレイさんは、鮮魚の卸売りも手掛けるが、発送された商品の4分の1は客先に届かない。「昨日はNZ$250ドルを超えるオイスターを失いました。顧客の手元に届いたとき、オイスターは熱くなっていて使い物にならなかったのです」とボズレイさん。また店で収集された鮮魚が、客先に着かず行方不明になってしまうケースもあるという。商品の追跡はできないということだ。先日も魚20キロが紛失した。これ以上の損失を被ることはできず、ボズレイさんはとうとう自分自身で商品の配達を行なっているという。ファカタネのあるオーガニックファームでも、新鮮な製品が到着に何日もかかり商品価値を失うことが何度もあったという。彼らが使用しているクーリエのAramex社は、高まる需要に対してドライバーを確保できず、運転手をリクルートするアプリをローンチしたほどだ。Uberに類似したこのアプリでは、潜在的なドライバーに30分のオンライントレーニングを受けさせる。

レベル2に緩和され、食品業界と配達業者の両者のストレスも緩和されることを願うばかりだ。