患者の健康情報が大量に流出したオンライン健康管理アプリ「マネージ・マイ・ヘルス」のサイバー攻撃をめぐり、調査報告書が公表された。NZヘラルドによると、報告書は政府による医療分野のデジタル化の進め方について「本当の懸念材料」だと指摘し、AIが医療分野に既にある脆弱性を増幅しかねないと警告している。
この問題をめぐっては、プライバシー・コミッショナーが5月に調査の第1段階の結果を公表している。それによると、マネージ・マイ・ヘルスとヘルスNZの双方が健康情報プライバシー規約の第5規則(情報の保管と安全管理)に違反していた。特にヘルスNZは、ノースランドの病院患者の情報をアプリ経由で渡す前に、安全性の確保をもっと徹底すべきだったとされた。両者の契約も「目的に適していなかった」と認定されている。
その後、両機関には是正通知が出され、ヘルスNZは2027年1月29日まで、マネージ・マイ・ヘルスは2027年8月31日までに必要な対応を完了しなければならない。保健省の別の見直しでは、国の安全基準の強化、外部提供事業者への監督の厳格化、国内の医療データシステム全体の再点検が勧告されている。約10万人の患者の情報が流出したと報じられ、一部はダークウェブに出回ったとの報道もあった。
日常的にアプリで診療記録や予約を管理する人が増えるなか、利便性と安全性をどう両立させるかが問われている。調査の第2段階も近く始まる見込みで、被害の影響が検証される。
