アース・サイエンシズ・ニュージーランド(旧NIWA)は、太平洋赤道域でエルニーニョ現象が発生し、9月上旬には「非常に強い」カテゴリーに達すると発表した。過去最強クラスの5事例に匹敵、あるいは上回る可能性があるとされ、「近年で最も強い」エルニーニョになるとの見方が広がっている。
この春(9〜11月)は偏西風が強まって風の強い日が増え、気温の変動も大きくなる見込み。降水は北部と東部で少なく乾燥が進む一方、南島西部は雨が多くなる傾向が予想される。強風と少雨で土壌が乾き、特に東海岸と北部では気温が高く湿度が低い時期に山火事の危険が高まる。農業や水力発電に影響が及ぶ「乾燥した年」になるリスクも指摘される。
すでに影響は現れており、9月1日にはホークスベイで強風のため消防が今年最も忙しい一日を記録した。消防当局は「風の強い日は野焼きをしないで」と呼びかけている。当局は、庭先での焚き火や農地の火入れを控えること、乾燥時の火気の管理を徹底することを求めており、この週末には最初の乾燥・強風の到来が予想されている。
