オークランド、ノースショアのカウンシル、クリス・ダービー氏は、オークランドのバスが頻繁にキャンセルされていることが、市の掲げる温室効果ガス削減の目標達成の大きな障害になっているとメディアで語った。
オークランドではこの2月毎週約1,000本ものバス運行がキャンセルされていたという調査結果が出た。
同市は気候変動危機対策として、クルマ利用者がバスを利用するよう移行し、炭素排出量の削減を目指している。
2030年までに公共交通機関利用を全体交通量の7.8パーセントから24.5パーセントに引き上げ、50パーセントの排出量を削減するというのが目標だ。
多数のバスのキャンセルが発生している中、市民がバスに依存するのは不可能だと、ダービー氏は警告を発している。
「炭素削減のために市は年間5億5000万本のバス運行を計画しています。 2030年までに、オークランドの人口は200万人に達するとして、各自が年間250回公共交通機関を利用する計算です。パンデミック前は、オークランドでは年間1億本のバス、各自がだいたい59回利用していました」
オークランドの温室効果ガスの40パーセントは交通、運送から発生しているとされている。