オークランドカウンシルは最近約1,500個のゴミ箱を市の街頭や公共の場から撤去した。
コストの削減が目的だが、全市民が納得したわけではない。
デボンポートのウォーターフロントでもいくつかのゴミ箱が撤去された。犬を散歩する人、週末のクルーズを楽しむ人に使用されてきたゴミ箱はもうない。
愛犬マディを連れて歩くことが日課の二コラさんは、市の決定をおかしいと感じている。
「とても不便です。ゴミ箱を置いておくのにどのくらいの費用がかかるんでしょう?」と二コラさん。
同じく犬を散歩させているペニーさんは、「犬のフンを拾っても持ち帰らない飼い主もいるでしょう。木の根元などに捨てる人が増えるだけです。よい考えとはいえません」と語る。
カウンシルの公園とコミュニティのジェネラルマネージャー、ジェニファー・ローズ氏は「カウンシルには費用削減の目標額があって、ゴミ箱の撤去はこの目標に達するための手段の1つです」と語る。
最終的には1万個以上あったゴミ箱を、3,000個に減らすとのこと。
「否定的な意見を多数受けたわけではありません。反対している人は少数です。いつものゴミ箱がなくなったら、別のゴミ箱を利用するか、家に持ち帰って処分するまでです」というのがローズ氏の意見だ。