ある研究で、半数以上のニュージーランドの幼児は生後9か月までに、ポテトチップスやキャンディーのようなジャンクフードを口にする一方、毎日一定の野菜を食べる率は3分の1であることがわかった。
1日に2回以上、推奨される量の野菜をきちんと取っている幼児はわずか32.8パーセントで、1日1回しか野菜を食べない幼児が55.3パーセント。毎日は食べない、または全く食べないが11.9パーセント。また、果物については、48.2パーセントが1日に1度の摂取。14.7パーセントが一日に1度、あるいは全く食べないとのこと。つまり幼児の5人に1人が、1日2回野菜と果物を食べており、16人に1人は野菜も果物も毎日は食べない。ということがわかった。好ましい点として、80パーセントの幼児が、肉や他の植物由来の代用食から鉄分を、ガイドラインが示す適切な量を摂取している。
生後9か月の幼児が、キャンディー、チョコレート、ポテトチップスなどのジャンクフードを口にしたことがある割合は53パーセント、コーヒー、栄養ドリンク類、ジュース、お茶、ソフトドリンクを飲んだことがあるのは39パーセントだった。
この調査を行ったグループの1人、オークランド大学の助教授は、『心身の成長と開発に非常に大切なこの時期に適切な食べ物を取るのは重要。幼児と子供のためによりよい食物を与えるためには家庭のサポートが必要である。』と語っている。
