DS Trees Limited(オークランドの樹木管理会社)は、Mount Edenで保護対象となるTotaraという在来樹木の大枝を無許可で3本剪定したとして、Auckland Councilにより起訴され、有罪を認めました。
保護木として登録されているこのTotaraは、市の都市林および自然遺産の一部です。作業には資源管理法(Resource Management Act 1991)の違反が問われました。
裁判官は、DS Trees が「専門の樹木医として当然知っておくべきことを怠った」として、その行為を「非常に責任重大(high culpability)」と評しています。
2024年5月に行われたこの作業では、直径50 mmを超える枝が3本無許可で切り落とされ、木の形状が著しく損なわれました。会社側は「管理上の手違い(administrative error)」と説明しています。
当初の基準罰金は45,000NZドルでしたが、早期有罪認め・協力・社内研修実施などの要因により35 %割引され、最終的な罰金額は 29,250NZドルとなりました。
オークランド市議会の調査責任者は、この判決が「専門家であっても規則をちゃんと理解し従う義務がある」という明確な警告になると述べています。

