25日ネパールで発生したマグニチュード7.8の大地震では、4,000人以上が亡くなり、6,000人以上が負傷したとされている。被害は隣国の中国やインドへも及んでいる。
ニュージーランド人のマリー・リチャーズ-ホッジさんと彼女の家族は、地震発生時、首都カトマンドゥにいた。
「周囲の人達が走り回って、叫んだり、泣いたりしていました。ブロックが飛んでゆくのも見ました。あるお店の中に避難しましたが、それはその周囲で被害がなかった唯一の店でしたので、私たち家族は非常に運がよかった」
リチャーズ-ホッジさんと、彼女のパートナー、2人の娘さんたちは、現在公園でキャンプをして凌いでいるという。
「外にいるように勧告されているので、みんな私達と同様に通りで生活しています。毛布、ナベ、フライパンなどを持っている人達もいます」
ただ、日曜日の雨で、路上生活はますます厳しくなったという。
「毛布がぬれてしまったので大変です。でも地元の人達と比べると、雨が凌げるだけ私たちは恵まれています。雨の重さに耐えられず、多くのテントが役に立たなくなっています。あるイスラエル人グループには、生後12日の赤ちゃんまでいるのです」
リチャーズ-ホッジさん家族が、いつネパールを出国できるかはまだ不明である。