ジョン・キー首相が、カフェのウェイトレスの髪をひっぱり謝罪。ニュージーランド全国で物議をかもしだしている。
ウェイトレスの女性は、最初髪を引っ張られた時は、多分首相はちょっとふざけているだけだろう、と思ったとブログに綴っている。
彼女によると、この行為は昨年の選挙キャンペーンの時から始まり、先月まで何回か続いたが、そのたびにますます苛々させられたという。彼女のマネージャが、キー首相に彼女の不快感を伝え、3月終わりには、彼女が直接話した。
一方キー首相は、彼と彼の妻はこのカフェの常連である、とTVNZで答えている。また、首相として適切な行動であったかという問いに対して、
「後になって考えれば、そうは言えない。けれども私たちはうちとけた間柄だったし、いつもふざけ合っていた。彼女が本気で嫌がっているとわかって、すぐ止めた。ワインをあげて、謝罪した。非情に申しわけなかったと彼女に伝えた」
労働党、みどりの党など野党女性代議士たちは、キー首相のこの行為を、パワハラ、許しがたい行い、と大攻撃。
またメディアのインタビューに答えた一般の人々も、「やってはイケないこと」と激しく非難している。
この事件は、ツィッターの#ponytailgate で、世界中に流れてゆき、BBC、New York Times、ABCでもニュースとして取り上げられた。