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子を亡くした母イルカの悲しみ

ベイオブアイランズで、死んだ赤ちゃんイルカを背中に乗せて泳いで嘆く母イルカの姿が目撃された。専門家は、死産の可能性もあると見ている。

自然保護局の生物多様性シニアレンジャー、カテリーナ・ピータース氏は、「夏のベイオブアイランズの海や海辺ではでは、いろいろなことが起こっています。わが子を亡くして悲しむ母イルカには近づかず、彼女の悲しみを尊重してあげてください」と呼び掛けている。母イルカは子供の遺体を落とす度に、後戻りして再び拾い上げているという。ピータース博士によると、イルカは数週間にもわたり、死んだ子供の亡骸を運ぶことができるという。「この母イルカにとっては初めてのお産だったのかもしれません。もう少し年季のいった母親なら、もっと早く立ち直っているでしょう」とピータース博士。夏はイルカのお産シーズンで、ベイオブアイランズでは、別の赤ちゃんイルカも何頭か目撃されている。

ピータース博士は、生まれたばかりの子供のイルカとは泳がず、300メートルは遠ざかってほしいと人々に訴えている。