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増えるレンタルスクーターと安全性

10月よりクライストチャーチ市内とオークランド市内に登場したレンタル電気スクーターは、費用がアンロックに1ドル、そして1分毎に30セント課金され、乗り捨て可能という手軽さからか、既に4万人以上が利用しているという。

レンタル電気スクーターを提供する会社Lime社によると、現在オークランド市内に600台、クライストチャーチ市内に400台設置されており、更に数を増やしていきたいとのことだが、ヘルメット着用が義務付けられてないこともあり、安全性が疑問視される声が多い。実際に電気スクーター導入以降8日間の間に14件ものスクーター事故による怪我がACCへ報告されており、オークランド市議も、死亡事故を起こしかねないと警告しているの。
Lime社以外にも、Wave Scooters社が10月29日より電気スクーターの提供を500台始める予定で、両社共、今後2500台のスクーター提供が出来るよう市議会へ提供許可申請をしているが、市議会からの認可はまだされていない。

Phil Goffオークランド市長は、現状を把握し、スクーター利用に関してどのような規則が必要になってくるか調査していきたい。そしてオークランド交通局や政府とルール規定が必要かどうか等話し合いを進めるが、市内から電気スクーターを無くす事はしたくないといっている。

街中には電気スクーターのほかに、レンタル自転車も設置されている。電気スクーターより先駆け、昨年ONZO社がオークランドとウエリントン市内にてレンタル自転車サービスを開始、現在約1600台が提供されているが11月10日より更に1000台提供される予定。利用者は1時間1ドルで自転車のレンタルが可能だが、この自転車はヘルメットの着用が義務付けられている。