爆発物探知犬として訓練を受けていたグリッズという名の犬が、オークランド空港の滑走路を走り回り、3時間にわたり逃げまわった後、やむなく射殺された。
この犬は生後10か月のコリーとジャーマン・ショートヘアード・ポインターの雑種で、6か月後には爆発物探知犬として卒業する予定であった。
グリッズは、ワゴン車に乗せられる時にハンドラーの手から逃げ出し、トラックが通り抜けようとしていたセキュリティエリアのドアから、滑走路へと飛び出した。
空港スタッフは、3時間にわたりおもちゃや、他の犬、食べ物、何人ものハンドラーを使ってグリッズを安全に捕まえようとしたが、すべて失敗。
この間16本のフライトが遅延となり、やむを得ず犬は射殺された。